2011/3/10
第3回 「フクオカRuby大賞」 受賞作品発表!
今回の「フクオカRuby大賞」には、国内48件、海外31件(アメリカ、ドイツ、中国等9ヶ国)の合計79件の応募がありました。予備審査、本審査を経て、大賞、優秀賞(3点)、奨励賞(3点)、コミュニティ特別賞(3点)が選定されました。
大 賞 |
「クラウドを操るmonkey magic」株式会社イーシー・ワン クラウド事業部 (福岡) |
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「monkey magic」は、近年もっとも重要なインフラといわれるクラウドコンピューティング環境において、複雑・大規模化したシステムを利用状況に応じて負荷を制御し、快適なインターネットサービスを提供するシステムです。利用者の利便性向上につながるだけでなく、普及が進みつつあるクラウド環境を最大限に活用することが可能であり、今後のビジネスへの展開が期待されます。 |
優秀賞 | 奨励賞 | |||
「youRoom」
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「iPhone で「地域医療」を繋ぐ
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「youRoom」はグループ内での情報共有に特化したミニブログ型Webアプリケーションサービスで、無料で利用でき、複数メンバーでのプライベートな情報交換が可能です。アジャイル(迅速)開発を採用し、サービス開始後もユーザの要望をすぐに反映させるなど、開発から運用に至るまでRubyの生産性の高さを遺憾なく発揮しています。 |
「EIR」は訪問看護の現場において、医師や訪問看護師、介護士、ヘルパーといった関係者間での情報共有を支援するシステムです。スマートフォンなどの携帯端末にも対応しており、患者の各種医療情報をいつでも共有することで、地域におけるチーム医療の質の向上を目指しています。 |
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「自治体サイト向けオープンソースCMS Joruriの開発とその普及活動」
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「GeoIME 位置連携日本語入力
九州大学ユビキタスグループ (福岡) |
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「Joruri」は地方自治体のホームページを構築する際に必要な各種機能を備えたオープンソースのCMSです。サンプルデータも無償で提供され、容易に自治体サイトの作成が可能です。Ruby普及活動も行っており、また今後は大学サイトのひな形も公開する予定です。 |
「GeoIME」は、その時にいる場所に応じて、読みの入力に対して提示される予測変換候補のリストを自動的に変化させる、"ちょっと気の利いた"日本語変換システムです。場所によって地名など使う単語が異なるという、利用者の状況に着目した先進的な取り組みであり、携帯端末等での日本語入力の簡素化を図ります。 |
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「プレゼンテーション配信サービス「ZENPRE」」株式会社Fusic (福岡) |
「福岡県選挙投・開票速報システム」自治体UML研究会 (福岡) |
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「ZENPRE」はスライド資料とプレゼン映像を、現地と同様に表示・視聴できるWebサービスです。遠隔の視聴者に対して鮮明な資料とプレゼンをリアルタイムに配信、保存し、いつでも視聴することが可能です。無料で利用でき、今後セミナーや勉強会等での多くの利用が見込まれます。 |
応募者は、自治体業務の効率化を目的とした活動を行っています。自治体による違いが出にくい業務である選挙投開票の集計にかかるシステム開発をモデルとして、自治体業務の効率化及び住民サービスの向上を推進していく取り組みです。 |
コミュニティ特別賞 |
「るりまサーチ」株式会社クリアコード (東京) |
「Ruby 1.9.2 リリースへの貢献」
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「るりまサーチ」はRubyリファレンスマニュアル(るりま)を高速に検索するWebアプリケーションです。Rubyに特化した検索機能を有しており、Rubyプログラマには大変便利な辞書ツールとなっています。Rubyのバージョンごとに検索できるなど、Rubyの特性を十分理解したシステムであり、Rubyの普及に貢献しています。 |
応募者はRubyの最新バージョンであるRuby 1.9.2のリリースにあたって障害となっていた数多くの問題点の整理、解決などを行い、リリースの実現に携わっています。予定より大幅に遅延していた最新版Rubyのリリースを果たし、Rubyの普及に貢献しています。 |
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「Rails for Zombies」Envy Labs (アメリカ) |
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「Rails for Zombies」はRuby on Railsのプログラミング基礎を簡単に学ぶことのできるオンラインの学習指導教材で、Ruby on Railsのクラウドプラットフォームを提供しているHeroku(ヘロク)の特性をうまく活用しています。Rubyを普及させるためのツールとしてこれからの利用が見込まれます。 |