<結果発表> 福岡県未来ITイニシアティブ設立記念アワード本審査会

 

令和7年1月21日に本審査会を開催しました。
多くの応募の中から一次審査を勝ち抜いた方々がプレゼンテーションを行い、各賞を決定しました。
なお、大賞・優秀賞の表彰式は3月6日に福岡市にて開催予定です。

アワードについてはこちら

 


 大 賞

◆より豊かに生活できる未来の創造を目指すソフトウェア技術の中で最も優れているもの

ViXion01S 自動ピント調節オートフォーカスアイウェア
ViXion株式会社

<まつもと審査員長コメント>
最初のバージョンのViXion01はクラウドファンディングで支援を受けられたということで、私も未来があると思って購入した一人です。ViXion01Sの開発技術により他の機器でも同様に開発生産性向上が期待できる点も評価しました。

 

 優秀賞

◆より豊かに生活できる未来の創造を目指すソフトウェア技術の中で優れているもの

政府が目指す新しい物流様式「フィジカルインターネット」を実現する物流DXシステム
株式会社エニキャリ

 

<まつもと審査員長コメント>
配送サービスを多くの企業が利用しており、社会の未来を支える技術として表彰しました。特にAWSを活用した高信頼性の技術が好印象でした。

 

累計20,000アカウント突破。AIを活用して電話業務を楽にするSaaS「IVRy」
株式会社IVRy

<まつもと審査員長コメント>
電話予約や問い合わせの矛盾を技術で解決し、AIを使ってハルシネーションを防ぐ取り組みが素晴らしいと評価しました。社会的なインパクトも大きく、優秀賞を授与しました。

スポンサー賞

◆日本、世界を代表するソフトウェア企業からスポンサー賞をご提供

 AWS賞

 

政府が目指す新しい物流様式「フィジカルインターネット」を実現する物流DXシステム
株式会社エニキャリ

 

<AWS賞審査員コメント>
フィジカルインターネットという新しい物流形態を日常に取り入れ、AWSの推奨するアーキテクチャーを体現している点に感銘を受けました。物流DXをリードする可能性があり、非常に期待しています。

 

 GMOペパボ賞

 

ViXion01S 自動ピント調節オートフォーカスアイウェア
ViXion株式会社

 

<GMOペパボ賞審査員コメント>
独自の動的レンズ技術やmrubyの採用で開発生産性の課題を解決し、プログラマブル眼鏡の未来に期待しています。GMOペパボのミッション「人類のアウトプットを増やす」にも合致し、多くの人々の可能性を広げることを期待しています。

 

 ZOZO賞

 

累計20,000アカウント突破。AIを活用して電話業務を楽にするSaaS「IVRy」
株式会社IVRy

 

<ZOZO賞審査員コメント>
生成AIを活用した電話応答サービスの実用化に成功し、ユーザー向けサービスとしての可能性に感銘を受けました。ZOZOでも生成AIを活用していますが、ハルシネーションの問題があるため、IVRyの取り組みは非常に参考になります。

 

 マネーフォワード賞

 

Glimmer DSL for Web – Ruby Web Frontend Framework
Andy Maleh

 

<マネーフォワード賞審査員コメント>
技術にフォーカスしたプレゼンが印象的でした。新しい技術が次々と登場する中で、個人の技術力を活かしたプロダクトの価値を再認識しました。素晴らしいプロダクトです。

 

 

 

 奨励賞

◆より豊かに生活できる未来の創造を目指すソフトウェア技術の中で良好な評価ができるもの

 

3Dセンサと独自開発AIによる3次元認識の複合による配筋検査自動化システム「GEMBA 3D」
HMS株式会社

<まつもと審査員長コメント>
センサーの組み合わせで省力化を実現し、建築業界の人手不足や生産性向上に貢献する革新的な技術として奨励賞を授与しました。

 

実験・製造データ解析のAI機械学習クラウドサービス「Datachemical LAB」
データケミカル株式会社

<まつもと審査員長コメント>
実験製造データのAI解析という新しいアプローチが将来有望で、多くの企業や団体から受注を受けているため、奨励賞を授与しました。

 

衛星データ利用を拡大するSAR画像の光学画像化・高解像度化ソリューション
株式会社デジオン

<まつもと審査員長コメント>
人工衛星からのSAR画像を光学画像のようにしたり、解像度を上げたり、災害対策に活用できる将来性の高い技術として評価しました。

 

AI SaaS 不正経費自動検知クラウドStena Expense
株式会社ChillStack

<まつもと審査員長コメント>
不正経費の自動検知により、機械が人間の負担を軽減し、コスト削減にも寄与する点を評価しました。

 

 

審査員長まつもとゆきひろ氏 講評

社会インフラやITサービスの向上に貢献する素晴らしいサービスが多数応募され、賞を授与できたことを嬉しく思います。受賞者の皆さんには今後も努力を続けていただき、ITの力で未来をより良くしていくことを期待しています。過去を振り返るのではなく、未来を見据えたアプローチを応援します。