第１回　「フクオカＲｕｂｙ大賞」　受賞作品発表！

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2009/2/27
第１回　「フクオカＲｕｂｙ大賞」　受賞作品発表！

今回の「フクオカRuby大賞」には、国内58件、海外20件（アメリカ、イギリス、スペイン等7ヶ国）の合計78件の応募がありました。予備審査、本審査を経て、大賞、優秀賞（3点）、奨励賞（3点）が選定されました。
 

  大 賞
 
   
「Climate Information Tool Kit(CLIK)」
  APEC Climate Center,Climate Applications Team（韓国）

「Climate Information Tool Kit(CLIK)」は、災害を引き起こす気候変動を予報することで、発展途上国における人的被害や経済的損失を最小限にとどめることを目的とした、気候情報提供システムです。Rubyを活用し、気候変動の科学者が自ら構築しました。
利用は無償となっており、発展途上国において、高額な技術的・人的投資を行うことなく、正確な予報を行うことが可能です。
 
 優秀賞
             
    「9Arrows」
　合同会社ナインアローズ［福岡］		       「まちづくり百科Ruby図書館情報システム」
　株式会社 まちづくり三鷹［東京］
   
「9Arrows」は、プロジェクト上の課題の進捗情報などを共有・管理するソフトウェアです。単一の組織で構成されたプロジェクトのみでなく、複数の地域や組織が参加するプロジェクトにも対応可能となっています。
Ruby関連のビジネスを活性化し、世界的に利用されるソフトウェアを輩出したいという想いから、オープンソースとして公開され、75ヵ国で累計約11,000ダウンロード、約5,000名のユーザーが登録/利用を行っています。		 「まちづくり百科 Ruby図書館情報システム」は、Rubyを活用して安価に開発された図書館情報システムです。複数の公共図書館や学校図書館をインターネットで結び、約70万件の図書情報を素早く検索・管理できます。
またシステムを導入した図書館がある地域のIT企業に対し、プログラムの開示や導入サポート、Ruby技術者の育成を行い、その地域でシステム管理や運用保守が担えるよう取り組むことで、Rubyの普及に貢献しています。
             
    「Puppet,Systems Building Systems」
　Luke Kanies［アメリカ］		        
   
「Puppet,Systems Building Systems」は、多数のコンピューターのセキュリティや動作等に関する設定を一元管理するためのツールです。誰でも無償で使えるように、オープンソースとして公開されており、Rubyの普及に貢献しています。
常に安定した稼働が求められる基幹業務システムなどを構築する場合は、有償のサポートを受けることも可能です。		  
             

 
 奨励賞
             
    「CPFCS（細胞培養工程管理システム）用
 測定機器中継システム」
 正晃テック株式会社［福岡］		       「安全安心PTA連絡メールシステム
 AIMS（ミテルちゃん、マモリちゃん）」
　MOTO:TAKER［福岡］
   
細胞を培養する恒温器内の温度や空気清浄度の計測結果を、細胞培養工程管理システムのデータベースに格納する超小型コンピュータに搭載されたシステムです。従来、Rubyが適用されない組み込み的な用途のソフトウェア開発にRUbyを採用した、非常に有用な事例です。 「安全安心PTA連絡メールシステム　AIMS（ミテルちゃん、マモリちゃん）」は、メールを使ってPTAに連絡網を提供するサービスです。毎年役員が替わるPTAのために簡便な仕組みとなっており、また地域の実績に応じた運用が可能となっています。商用のサービスでは無く、ボランティアによる無償サービスとなっており、Rubyを活用して保守運用を出来るだけ汎用的に使えるよう開発されました。
             
    「大学向け電子ポートフォリオシステムの開発
　～主体的に活動する人材を育てるために～」
　株式会社 ハウインターナショナル［福岡］		        
   
「大学向け電子ポートフォリオシステム」は、大学生が自分自身の成長を自発的に促すことを目的とした、学生の自己管理統合システムです。
Rubyを用いて、学内の成績管理や勉学における成果・過程の蓄積、指導履歴の蓄積、傾向分析等の機能を実現しています。		  
             

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